電動自転車とは何か?
電動自転車、または電動アシスト自転車とも呼ばれていますが、普通の自転車との違いは、電動機により尽力を補助する機能があること。
バイクとは違い、基本的には漕がないと前に進まないので、完全に電動ではないことを理解しておきましょう。ただし電動自転車なら、漕ぐ力は普通の自転車の1/3~1/2程度といわれていますので、長時間自転車に乗ることがある人はかなり楽になりますね。
自動車よりも小回りが利きコストが安い

電動自転車のメリットは、自動車よりも小回りが利きますので、渋滞に巻き込まれることもなく目的地まで行けます。また自動車で出かけると、駐車場代金が必要な場所がたくさんありますが、電気自転車ならその負担もありません。
コスト面で考えると、電気自転車のメリットはガソリンのような燃料費がかからず、バッテリー充電のコストは1回10~15円ほど。電動自転車のバッテリーは、寿命が3年ほどといわれていますので、維持費は自動車よりも断然安くなります。
走行負担が減ること
自転車は人力が原動力になっているため、長距離の移動はかなり体力が必要です。自転車は運動になることはメリットですが、近距離の移動は困難に感じますよね。
坂道が多いところにお住まいの方なら、電動自転車の快適さはきっと納得できるでしょう。急な坂道でも楽々漕いで上れるため、道順を考えながら移動する手間もなくなります。
またお子様を乗せて移動する場合、電動自転車は一般的な自転車よりも負担が楽になりますので、毎日保育園の送り迎えなどは快適になるでしょう。
負担が少ないエクササイズができる
自転車は下半身を鍛えるよい運動ツール。しかし無理をすると、膝や腰に負担がかかってしまう可能性もありますので、エクササイズ目的で自転車に乗る場合は、姿勢などにも注意が必要です。その点電動自転車は、漕ぐ力をアシストしてくれるため、負担なく体を動かしたい人にもオススメしたいアイテムです。
種類が豊富にある
電動自転車のメリットは色々な種類がありますので、ライフスタイルに合わせて選ぶこと。普通の自転車のようにタイヤサイズやメーカーはもちろん、バッテリー容量も比較して選ぶと使いやすくなります。
電動自転車の価格帯ですが、バッテリー容量が8Ahまでなら8万円前後、12Ahなら11.5万円前後、16Ahなら13万円前後が一般的。バッテリー容量の違いは走行距離が異なりますので、予算と合わせて考えておきたいポイントです。国内の主要メーカーはヤマハ、ブリッジストン、パナソニックなどが有名。大手のメーカーなら、盗難補償などのサポートも充実しているのでオススメです。
電動自転車の充電方法について

電動自転車を快適に乗りこなすためには、充電が必要になります。自転車を購入する際に一緒に専用充電器がついてきますので、家庭用コンセントに差し込みバッテリーを充電します。
特定の場所に持ち込む手間などはないのでとても便利。充電時間はリチウムイオンのバッテリー容量により異なりますが、充電レベルが表示されますので、満タンになるまでやっておくことです。
一般的なバッテリーで8Ahなら、3時間ほどで空の状態から満充電が可能。バッテリーは普通の電気製品と同じく消耗品なので、経年により徐々に容量が低下します。
1回の充電で走行距離が短くなり始めたら、バッテリーの寿命かもしれませんので、取り扱い説明書を確認して交換タイミングをチェックしてください。
電動自転車の注意点について
電動自転車のメリットは色々とありますが、注意したい点もいくつかあります。まず自転車本体が、一般的な自転車よりも重いこと。最近は軽量化されたアルミ素材などを使用したタイプも増えていますが、バッテリーを搭載するため、どうしても重量が増えてしまいます。
さらに走行中にバッテリーが切れた場合は、とても重たい自転車になるので、坂道を漕ぐのも難しく重労働に感じる場面もあるでしょう。また長距離走行の際に体力を消耗しにくいことはメリットなのですが、あくまでも1回の充電で可能な範囲でのこと。
長距離走行に不向きなタイプもありますので、通勤用に購入する際はバッテリーの容量が大きいタイプがオススメです。そして心配なのは雨の日の走行。電動自転車は防水加工がされているので、雨の日でも走行することはできますが、大雨の日や浸水するほどの状態では故障の原因になる可能性があるので注意が必要です。
まとめ
電動自転車のメリットは、楽に漕げることが何よりも魅力ですね。価格が一般自転車よりも高いためどのように活用できるか、メリットとデメリット考えながら検討してくださいね。