インテルが経営トップ交代。元CTOのゲルシンガー氏がCEOに就任
米半導体大手のIntelは、最高経営責任者(CEO)のボブ・スワン氏が退任し、後任のCEOに元CTOのパット・ゲルシンガー氏が就任する人事を発表した。
今回発表されたのは、米半導体大手の同社が経営トップを交代する人事を発表し、新CEOに同社の元CTOだったパット・ゲルシンガー氏が就任するというもの。
ゲルシンガー氏は、エンジニアとして同社に30年勤務。Intelの礎を築いたとされる「80486」チップの設計に携わり、元最高技術責任者(CTO)として手腕を振るったのち退職。現在はソフトウェア企業のVMwareのCEOを務めている。
Intelの現状を見ると、業績こそは好調さを見せているものの、生産技術の停滞などを巡り株主から圧力が高まっているほか、GPU技術などで先行するNVIDIAの台頭により、半導体企業の時価総額TOPの座をNVIDIAに奪われるなど、同社の改革は待ったなしの状況と言える。
ゲルシンガー氏が開発した「x86」プロセッサーは、Intelが世界を席巻した伝説のプロセッサーで、日本でも「Intel入ってる」のCMが多数流れ、世の中のCPUは全てIntel製で占められていた。ゲルシンガー氏の復帰とともに、Intelの輝かしい再興が訪れるのか、今後に期待をしたいところだ。

Intel Appoints Tech Industry Leader Pat Gelsinger as New CEO | Intel Newsroom
https://newsroom.intel.com/news-releases/intel-appoints-tech-industry-leader-pat-gelsinger-as-new-ceo/#gs.qk4kglNews Highlights: Bob Swan will remain in CEO role until February 15 Intel expects to exceed its previously communicated guidance for fourth-quarter 2020