パナソニック株式会社ライフソリューションズ社は、火災検知時に出火場所を知らせるIoT対応した住宅用火災警報器を発売すると発表しました。
今日では家電などを中心にインターネットに繋がって新しい価値を提供する様々なIoT機器が登場していますが、今回発表された住宅用火災警報器は、業界で初めて火災検知時にインターネットを通じて出火場所を知らせる機能を搭載しているといいます。

本製品では、音声による警報と部屋をほのかに照らす白色LEDに加えて、出火場所以外の部屋に出火場所の情報を素早く知らせることで避難を補助し、さらに同社製のHEMS「AiSEG2(アイセグツー)」との連携させることで、火災検知場所を「AiSEG2」とスマートフォンに通知することができるといいます。
また、「AiSEG2」と連携することで、出火時だけでなく電池切れや電波異常などのメンテナンス情報をスマートフォンで管理することもできるようになるとしています。

住宅用火災警報器は、2006年の消防法改正から新築戸建物件における設置が義務化され、2008年をピークに広く普及しましたが、それらの多くに内蔵されている電池の寿命が約10年に設定されているため、近い将来に電池切れのピークが訪れると予想されるといいます。同社では、優れた製品の開発を通して、より安心な暮らしを提案していきたいとしています。