【書評】年収1億稼ぐ“トーク術”を学ぶ『稼ぐ話術「すぐできる」コツ』

【書評】年収1億稼ぐ“トーク術”を学ぶ『稼ぐ話術「すぐできる」コツ』

「取引が成立しない」「交渉がうまくいかない」と悩むビジネスパーソンは多い。商品やサービスを見直しても、一向に解決の糸口が見つかりません。一体どこに原因があるのでしょうか?ひとつ考えられるのが「話し方」です。なぜなら、話し方には、「稼げる話し方」と「稼げない話し方」があるからです。そこで今日は、稼ぐための「話し方」についてまとめられた本をご紹介いたします。


著者・あらすじ

金川顕教

公認会計士。起業コンサルタント。1986年三重県生まれ。立命館大学卒業。大学在学中に公認会計士試験に合格。卒業後は、世界一の会計事務所である有限責任監査法人トーマツに就職し、東証一部上場企業からスタートアップ企業、学校法人など様々な業種・業態の会計監査、内部統制監査に従事。安定した生活を保証されていたが、2013年に満を持して独立。

あらすじ

人気ビジネス書作家が、「稼げる話し方」について解説します。「稼ぐ人の話し方の基本」「稼ぐ人が必ず話していること」「自分を上手にアピールする方法」など、稼げる人になるための「話術」を伝授します。

1. 「稼ぐ話術」とは?

本書のタイトルでもある「稼ぐ話術」。これにはどんな意味があるのでしょうか?実のところ、「稼ぐ人」には、共通する「話し方」があります。「相手が考えたくなる話し方」「相手が行動したくなる話し方」「相手が買いたくなる話し方」など、話し方ひとつで人を動かしたり、組織を動かしたり、お金を動かしたりすることができます。

稼ぐ話術の一つとして、「選択肢を2つだけ用意する」という方法があります。これは、相手と話すとき、「やるか、やらないか」「売れるか、売れないか」「稼げるか、稼げないか」といったように、2択で考え、結論を出すといったものです。

なぜ「2択」なのでしょうか?著者は「仕事はもちろん、人生において重要なことはすべて2択だから」と述べています。人は、3択、4択と選択肢が多いほど迷ってしまい、この迷いは、時間の無駄となります。「2択」と決めて行動することで時間の無駄を省くことができ、成果に繋がるのです。

さて、この2択で話を進めていく際、「相手が絶対にNOと言わないコツ」があります。それが、「至福の2択」です。これは、「稼げるか、稼げないか」という究極の選択ではなく、「稼ぐか、儲かるか」という、どちらを選んでも成功するといった選択のことです。この「至福の2択」で話すことで、相手の心を掴み、結果、稼ぐことができるのです。

2. 「稼ぐ話術」のキホン

この「稼ぐ話術」には、押さえておきたいキホンがあります。それが、「結論から話す」と「結結結結」です。「結論から話す」とは、稼ぐ人は「結論から始めて、結論で締める」という話し方をします。

なぜ「結論から話すのか」といえば、ビジネスは「結果」、つまり「結論」がすべてであり、それ以上でもそれ以下でもないからです。まず、結論から話し、相手の関心を一気に引き寄せ、その結論に至った理由、そして具体例を説明します。そして、最後に結論で締めることで、相手を説得することができるのです。さらに、結論から話すことで、要点が理解しやすくなり、時間の短縮にもつながります。冒頭から「結論」を持ってくるメリットは多岐に渡るのです。

「結結結結」とは、話す際に「起承転結」ではなく「結結結結」と、結論を並べることです。完璧を求めて「起承転結」で話すと時間がかかります。100点満点を狙っていると、時間がかかり、「遅い」という印象しか残りません。「結結結結」は、合格点を狙っているので、時間がかかりません。「結論」のみを並べた「結結結結」を意識することで、稼ぐ話術になるのです。

3. 「稼ぐ話術」の「稼ぐ言葉」

「稼ぐ話術」には方法もさることながら、「言葉」も重要となります。稼ぐ人になるためには、「心に刺さる言葉」を使わなければなりません。「心に刺さる言葉」これを「サウンドバイト」と呼びます。これは、もともと政治家の演説やスポーツ選手のインタビューから、メディアが一部を切り取って引用するフレーズのことです。

アメリカのトランプ大統の演説が好例です。「アメリカ・ファースト!(アメリカ第一!)」「メイク・アメリカ・グレイト・アゲイン(アメリカを再び偉大な国に!)」と、かなりインパクトのある言葉ですが、相手の印象に強く残ることは間違いありません。

では、どうしたら、この「相手に刺さる言葉」を使うことができるのでしょうか?それが「短い言葉」「覚えやすい言葉」「キレがある言葉」の3つを意識することです。「短い」「覚えやすい」「キレがある」と、相手の記憶や印象に強く訴えることができるからです。

ビジネス書作家である著者が、よく使っているサウンドバイトは、「教えることは喜びだ!」です。ビジネスの基本は教えること、つまり「情報を発信すること」です。自らが情報発信し、相手の成果が上がることが目的であり、結果だからです。このことから、自分の話の中に、「シンプルでキレのある言葉」を入れることで、稼ぐ話術に拍車をかけることができるのです。

まとめ

「稼ぐ話術」についてまとめました。「話し方」はテクニックさえ知れば、すぐにでも変えることができます。本書が卓抜としている点は、「2択で話す」「心に刺さる言葉を入れる」など、どれも「すぐにできる」ことにあります。稼ぐ話術を知ることで、1億円を稼ぐことも夢ではありません。

MinSuku
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