自分も相手も尊重するテクニック、アサーションとは?

自分も相手も尊重するテクニック、アサーションとは?

仕事をする上で欠かすことができないコミュニケーション。様々な年代や立場の人間が入り乱れる社会において、自分と全く異なる立場や価値観を持つ相手へ的確に意見を伝えるのはやはり難しいものです。大切なのは自分の価値観を押し付けず、あるいは口を噤むのでもなく、お互いを尊重した伝え方をすることです。今回はコミュニケーションを円滑に回す、アサーションと呼ばれるスキルを紹介します。


アサーションとは?

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アサーションとは、「主張」という意味を持つ英単語「assertion」に由来する言葉です。自分の言いたい事を適切な形で自己主張しながらも、同時に相手の立場や主張も尊重するテクニックとして、ビジネスや教育といった多くの分野で取り入れられています。

仕事や私生活において、トラブルを招く事なく円滑なコミュニケーションを行うことは必要不可欠です。言いたい事を我慢したり、相手の気持ちを考えず一方的に意見をぶつける事なく、正しく自己主張できることは非常に有効なスキルと言えます。

アサーションとは元々、1950年代アメリカで対人関係を苦手とする人に向けた行動療法として使われたのが始まりです。当初はカウンセリングの手法として生まれたアサーションですが、現在では相手を傷つけず自分の意思を伝えるコミュニケーション手法として活用されています。

日本でも1980年代にアサーションという手法が伝わり、教育現場から企業まで様々な分野で導入されています。

自己主張の3つのタイプ

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アサーションを実践するにあたり、自分や相手が普段からどのような自己主張を行っているか自覚し、必要に応じて改善していく必要があります。そこで有効なのが、アメリカの心理学者であるジョセフ・ウォルピが提唱した3つの自己主張タイプです。

「アグレッシブ」、「ノンアサーティブ」、そして「アサーティブ」の3つのパターンがあり、アサーションを行う際には、後述しますが「アサーティブ」な自己主張が理想的とされているのです。

まず「アグレッシブ」について、このタイプは攻撃的な自己主張を行うのが特徴です。自身の意見を一方的に押し付けてしまい、相手への配慮を欠いてしまいます。対人関係を勝ち負けといった二元論で捉える傾向があり、人間関係のトラブルも引き起こしやすいのです。

反対に「ノンアサーティブ」は消極的コミュニケーション、つまり自己主張をせずに言いたい事を我慢して、相手の主張をまずは優先します。このタイプも同様に問題で、自己主張をしないため相手の不公平な要求でも飲んでしまったり、本人もストレスを溜め込みやすくなってしまいます。

最もバランスが取れた自己主張タイプなのが「アサーティブ」です。自分の気持ちをTPOも弁えながら正しく相手に伝えると同時に、相手の意見にも誠実に耳を傾け尊重するタイプです。

お互いに意見をすり合わせながら、最良な結論を導き出すことができるとあって、アサーションを実践する上でもこの「アサーティブ」な自己主張が目標とされているのです。

アサーションで円滑なコミュニケーションができます

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私たちは普段からコミュニケーションを周囲と行っていますが、実際のところ専門的なスキルとして知識を学ぶ機会というのはそう多くありません。

今回紹介したアサーションというテクニックを学ぶことで自分も相手も尊重する適切な自己主張ができるようになり、ビジネスをはじめ様々なシーンで良好な関係を作ることができるようになりますよ。

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