公私の優先度から見る、バブル世代とゆとり世代の違い

公私の優先度から見る、バブル世代とゆとり世代の違い

年代や経歴、役職など様々な相違点を持つ者同士が集まる会社において、コミュニケーションの齟齬による溝を感じる瞬間は多いのではないでしょうか。その中でも特に上司と若手社員の間にある世代間の違いというのは、壁や軋轢を生みやすい要因です。景気が全く異なる時代を生きてきた両者にとって、お互いの価値観には理解しかねる部分も多いはずです。今回は仕事とプライベートの優先度の視点から、バブル世代の上司と、ゆとり世代の若手社員の違いや溝が生まれてしまう背景を紹介します。


なぜ世代間ギャップが生まれるのか?

Getty logo

世代間ギャップがなぜ生まれるのかというと、やはり背景にある前提や当たり前が世代毎に異なるためです。

育ってきた環境や就職前後の社会状況といった要因により、仕事や私生活に対する思考や行動が形作られます。特に日本は高度経済成長からバブル景気の到来と崩壊を経て、失われた20年と呼ばれる不景気が続くなど、社会を取り巻く状況が激しく変化しました。

そのため現在の40代と20代では同じ職場でありながら、就職前後の社会状況がかなり違うため、お互いの考え方が理解できないほど異なって見えるのです。生まれた世代による消費行動や考え方の違いを端的に表した、ゆとり世代やさとり世代といった「〇〇世代」という言葉もあるほどです。

今回は上司と若手社員として、1960年代後半に生まれ、バブル景気の中就職した40代後半〜50代の“バブル世代”。そして1987年以降に生まれ、ゆとり教育の中育ってきた20代〜30代前半の“ゆとり世代”の2つの世代を取り上げて、その違いを説明します。

仕事とプライベート、どちらを優先するか

Getty logo

「最近の若者は飲み会に参加しない」という愚痴を聞く事も多いですが、これもバブル世代とゆとり世代の考え方の違いを表している例です。つまり仕事とプライベートの優先順位が異なり、バブル世代が仕事の延長として飲みニュケーションを優先する一方で、自由な時間が無くなるという理由でゆとり世代の人は飲み会参加に消極的な人も多いのです。

理由として考えられるのが、会社への帰属意識の変化です。バブル世代が生きてきた時代は日本は好景気に沸き、会社の成績も右肩上がりで仕事を頑張った分だけ報われてきました。終身雇用制度も相まって、会社への帰属意識も強いのが特徴です。仕事への優先度が高く、社員を家族の一員として捉えるため、飲み会も親睦を図るための場として肯定的に考えています。

一方でワーキングプアといったワードもあるように、ゆとり世代は頑張っても報われるとは限らないという低成長の時代を生きてきました。終身雇用も崩れ、会社にいれば必ずしも安泰というわけでもありません。

その結果として、会社への帰属意識が薄れて仕事への動機も低い一方、ライフスタイルの多様化からその分の時間をプライベートに割くようになりました。昭和のタテ社会型の厳しい指導や長時間労働のブラック企業を避け、休みが多く福利厚生が充実した企業も彼らにとっては人気となっています。

先ほどの例として紹介した飲み会も、若手社員にとっては終業後も拘束されプライベートの時間が削られるネガティブな評価を抱いてしまいます。この考え方の違いを理解しないまま、お互いの正しいと思う価値観がぶつかり合うことで溝ができてしまうのです。

世代による考え方の違いを受け入れましょう

Getty logo

世代間の価値観は当時の時代背景を反映しています。好景気を経験したバブル世代と、不況による低成長の時代を経験したゆとり世代とでは、仕事やプライベートの捉え方が大きく異なるのも無理はありません。

もちろんどちらの方が正しいということではなく、背景にある当たり前が両者で違うだけです。世代が生み出すすれ違いをなくし良好な関係を築くためには、社会状況によるお互いの考え方を理解し、歩み寄る姿勢が大切なのです。

MinSuku
U29JOB
Recruit2020



関連する投稿


J:COM、世代毎のスマホ利用で気にしていること調査発表

J:COM、世代毎のスマホ利用で気にしていること調査発表

株式会社ジュピターテレコム(J:COM)は、各世代の男女を対象に「テレビ視聴・スマホ利用に関する世代比較調査」を実施。その内容を公表した。


これもゆとり世代の特徴?若者の飲み会離れの本音

これもゆとり世代の特徴?若者の飲み会離れの本音

「飲みニュケーション」という言葉がある通り、仕事外の飲み会がかなり多い日本企業。そして、そのような日本の会社で最近起こっているのが「若者の飲み会離れ」です。「これだからゆとり世代は…」という世のおじさんの嘆きが聞こえてきそうですが、飲み会離れは本当にゆとりの影響なのでしょうか。今回は若者の飲み会離れについて紹介します。


最新の投稿


2019年11月20日「占い師 あいら」の星座占い

2019年11月20日「占い師 あいら」の星座占い

毎日のあなたの占いを占い師歴30年の「占い師 あいら」が西洋占星術にて診断。今日のあなたの運勢を占います。


【書評】“読解力アップ”で成果を出す『瞬読 1冊3分で読めて、99%忘れない読書術』

【書評】“読解力アップ”で成果を出す『瞬読 1冊3分で読めて、99%忘れない読書術』

みなさんは「もっと速く本が読めるようになりたい」と思ったことはありませんか?速読本を読み込むも、多くの人は失敗に終わってしまいます。何かいい方法はないのでしょうか?そこでおすすめなのが、速読の上をゆく「瞬読」です。今日は、「瞬読」についてまとめられた本をご紹介します。


Airbnb 東京2020オリンピック競技大会を含めた「IOC TOPパートナー」に

Airbnb 東京2020オリンピック競技大会を含めた「IOC TOPパートナー」に

Airbnbは、国際オリンピック委員会と東京2020オリンピック競技大会を含めた2028年までのIOC「TOP(The Olympic Partner)パートナー」契約を締結したと発表しました。


心を許す男性が求めているものについて

心を許す男性が求めているものについて

心を許す男性が女性に対して求めているものを、女性が気付いていることもあるでしょう。もしくは「なんとなく心を許してくれているみたい」と、女性が深く考えていない場合もあるのです。今回は心を許す男性が、女性に求めるものについてお伝えしていきましょう。


先延ばしにする心理は優柔不断だから?

先延ばしにする心理は優柔不断だから?

先延ばしにする心理は、優柔不断な性格が関係しているように感じる場合も多いでしょう。なんでも「わざわざ今行う必要はないだろう」と思い、行動ものんびりとしたものになってしまう人も。そこで先延ばしにする心理が働く人は、どのような性格から予定を後回しにしてしまうのか、詳しい内容を一緒に見ていきましょう。