気が散りやすい要素をなくそう

集中力を鍛えると仕事が進むだけでなく、一歩先が見えるようになるため人間関係にもメリットがあるでしょう。しかし無理に集中しようとすると、逆に周囲の音や動きが気になってしまうことがありませんか。
集中力を鍛えるためには、続かない理由を排除することも大切です。たとえばオフィスのデスクが散らかっている、足元が寒くて気が散るなど。自分で改善できることがあれば、積極的に直していきましょう。気が散る要素が減っていけば必然的に集中しやすくなり、スムーズに仕事が片づくかもしれません。
適度な休息で脳の働きをリフレッシュする

集中力とは、そのシチュエーションごとに自然と発揮するべきこと。無理やり集中しようとするのは、すでに気が散漫になっている証拠です。たとえばテスト勉強で、英語の単語を記憶しなければならない時。無理に繰り返しても、記憶の中には長く留まりません。
集中力を鍛えるためには、適度な脳の休息を与えてリフレッシュした状態にすることがコツです。仕事の残業を続けていても時間がかかってしまうので、30分に一度5分程度のストレッチや休憩で脳の回転を休ませてくださいね。時間がなくて休めなければ、無理に作業をすることは効率が悪くなってしまいます。たったの数分間手を止めるだけで、さらに仕事量もこなしやすくなるでしょう。本気で集中力を維持したい場合は、タイマーセットをして休憩時間をしっかりとることも必要ですね。
取り掛かりが集中力を維持するコツ
仕事が思ったように片づかない時、どのような時間の過ごし方をしたか思い出してください。デスクの前に座りパソコンをオンにした後、関係ないサイトを見たりメールのやりとりをしたりして時間を使った経験はありませんか。
集中力が不足する人は、このように最初の行動に移せないことが問題なのです。作業をする際に一番労力を使うのは、行動を起こす瞬間。ここで多くの集中力を使っている場合もあるので、のんびりと仕事にとりかかる人は集中力をなくしているのと同じことなのです。今日から始めたいことは、本来やるべきことにまずとりかかること。書類の1ページに目を通すだけでもモチベーションが高まり、その勢いで集中力は維持できるでしょう。
呼吸方法をマスターして脳をクリアにしよう
最近は瞑想で集中力を高める習慣が流行っていますが、目をつぶって静かにしても頭の中を「無」の状態にするのは簡単ではありませんよね。集中力を鍛えるトレーニングとして瞑想は効果が期待できるものなので、まずは呼吸方法のリズムに意識を集中させていきましょう。
仕事に行く前や夜に寝る前など、たった5分間あれば瞑想はできます。テレビを消して静かな状態にしたら、ゆっくり鼻から息を吸い込み口から息を吐き出します。この時のコツは他のことを考えず、呼吸の音やリズムだけに意識を集中させてください。瞑想がどこでも簡単にできるようになると、必然的に仕事の効率もアップし集中したい時に力を発揮できるようになります。瞑想は座っていても立ったままでもできるので、昼休みなどにぜひトライしてくださいね。
興味があることをどんどん見つけよう
やりたくないことを目の間にすると、どうしても気が散ってしまいます。仕事も同様に効率アップしないのは、頭のどこかで「やらされている」というプレッシャーを感じているためでしょう。しかし自分が好きなことなら、他を後回しにしてもやりたくなるはず。このように集中力とは興味があることなら無理なく維持できるものなので、鍛える際には適度に刺激や興味を増やすこともコツです。たとえば仕事が捗らない時、好きな音楽を1曲だけ聴いて気持ちを高めてみましょう。この興味が自然と仕事に対する集中力へシフトして、効率的にこなすチャンスにつながるかもしれません。
まとめ
集中力を鍛えるには、普段からあらゆる場面で集中する習慣をつけることをオススメします。
たとえば壁の時計の秒針の動きをじっと見つめる、短編小説を一気に読むなど。自分に合ったトレーニング方法があるはずです。疲れた時は何をしても集中力が続きませんので、普段から快眠や規則正しい生活習慣、またバランスのとれた食生活なども心がけて体調を整えることも大切です。仕事を集中して一気に済ませるためには、楽しい部分を見つけてください。終わったら休憩が待っているなど、ご褒美を用意しておくこともよいですね。