2022年日経MJヒット商品番付を発表
日本経済新聞社は、同社が毎年発表しているヒット番付「2022年日経MJヒット商品番付」を発表した。
今回発表されたのは、同社が毎年公表している2022年のヒット商品番付について。これによると、今年の東の横綱は「コスパ&タイパ」、西の横綱は「#3年ぶり」となった。
同社によると、あらゆる商品の値上げが続く中で生活防衛意識が高まった結果、費用対効果がより重視されるようになり、ディスカウント店などでは大容量品などコスパのいい商品の売れ行きが好調だったとしている。
また、西の横綱に選ばれた「#3年ぶり」は、新型コロナ禍で自粛を余儀なくされていた全国の祭りや音楽フェスが再始動。政府の観光促進策「全国旅行支援」や、訪日外国人の水際対策緩和で旅行需要も徐々に回復し、3年ぶりの消費を生んだとのこと。
さらには、東の大関に選ばれた「サッカーW杯日本代表」については、サッカーのワールドカップ・カタール大会で、日本代表がドイツ、スペインを破り、決勝リーグに進出。
惜しくもクロアチアに敗れ史上初の8強進出の快挙はならなかったものの、第一生命経済研究所の永浜利広首席エコノミストによると、スペインに勝った時点で163億円の経済効果を生み出すなど、大きな話題を呼んだとしている。


日本経済新聞社は2022年の日経MJヒット商品番付をまとめた。東の横綱は「コスパ&タイパ」。あらゆる商品の値上げが続く中で、費用対効果がより重視されるようになった。西の横綱は新型コロナウイルス禍で中止されてきたイベントやレジャーの復活を示す「#3年ぶり」を選んだ。新型コロナ禍も3年目となり、耐えるだけの生活には限界がみえてきた。暮らしの満足度を保つ商品やサービスが消費者の心を捉えた。(詳